1. 仕入変動リスクと粗利インパクト
ホリコシ産業の販売単価は料金コードごとに固定だが、仕入単価(卸単価)はCP・MB・フレート・為替により月次で変動する。 このセクションは「仕入が変動し、販売が固定である」という構造上のリスクを、単価そのものの動きとリスク金額で示す。
2. 従量粗利率の推移(基本料金を除いた実質ガス転売粗利率)
顧客への請求は「基本料金(契約ごとの固定額、使用量に関わらず毎月発生)」+「従量料金(使用量×基準単価)」の二階建て構造。 従来の「売上÷使用量」ベースの単価は基本料金が混入し、使用量の少ない月ほど見かけの粗利率が高く出る歪みがあった。 本セクションは基本料金を除いた「従量収益(=仕入と直接対応する部分)」だけで粗利率を算出し、卸単価と重ねて表示する(TOKAI6165・サイサンの2系列)。季節性ノイズを排除した、仕入市況と連動する実質的な粗利率が見える。
顧客向け販売単価(加重平均、円/m3)の推移
2026年5月の原料費調整単価55円/m3の値上げが、実際の顧客向け加重平均単価にどう反映されたかを示す。
3. 解約による粗利の目減り(実績 vs 解約がなければの想定)
ここ数年、新規獲得より解約が多い状態が続いており、それが会社全体の実現粗利をじわじわ押し下げている。 このグラフは「実際の月次総粗利」と「もしこれまでの解約が一切起きていなかった場合に残っていたはずの粗利水準」を並べたもの。 両線の差(塗りつぶし部分)が、解約の積み重ねによって実際に失われている粗利の大きさを表す。
新規獲得・解約の件数推移(参考)
4. 大口施設の変動監視
直近12ヶ月粗利10万円以上の施設グループ(139件、同一住所は1施設として集約。賃貸アパート・マンションはガス設備が建物単位のため、複数戸でも1件として扱う)について、 直近3ヶ月 vs 前年同期(YoY)の粗利変化を監視。赤=前年比20%以上減、黄=10〜20%減。
| 施設(住所) | 系列 | 直近12ヶ月粗利(円) | 前年同期粗利(円) | 今年同期粗利(円) | YoY変化率 |
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5. エリア別 顧客あたり消費量トレンド
3年間継続して稼働している顧客(新規・解約の影響を除いたコーホート)に限定し、冬季シーズン(12月〜2月合算)の1顧客あたり平均消費量(m3)を主要エリアで比較。
6. 料金コード是正の進捗モニタ
粗利率・粗利総額とも「基本料金を除いた従量部分」のみで判定する2軸方式(軸1:従量粗利率が系列平均より10ポイント以上低いコード。軸2:顧客あたり月間粗利総額が系列平均の50%未満のコード。休眠顧客の混入で歪まないよう、実績請求ゼロの月は損益ゼロ扱いに補正済み)。
基準(系列平均粗利率・対象コード)は直近12ヶ月で毎回動的に再計算する。件数は下のKPIを参照。
要検討コード一覧(直近12ヶ月・両方該当を優先表示)
| 系列 | コード | 名称 | 従量粗利率 | 顧客あたり月間粗利 | 顧客数 | 該当軸 |
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